先生とわたし
舞side
見間違えだとばかり思ってたのに…。
まさか本当だったとは…。
でも、人の事言えないんだ。
大木先生以外には内緒で、シングルマザーとして学校に通ってるから。
学校からの帰り道、真っ直ぐ保育園に行く。
これが1年以上毎日。
「ママ~」
保育園の入口に入るや否や、保母さんと一緒にこっちに来る我が子。
「お疲れ様♪蒼空(ソラ)君、今日も元気に遊んでましたよ。」
「ありがとうございました。」
蒼空の担当の保母さんは、最初から私の事を母親だと認めてくれて、何かとよくしてくれる。
「また明日、よろしくお願いします。」
「はい。蒼空君、バイバイ。」
「バイバイ」
と。
夕飯の買い物をして、帰りますか。