先生とわたし

「ただいま。」

「お帰りなさい。」


先生たちの勤務時間は16時30分まで。

で今は18時30分。

今日も残業してきたんだ…。


「お風呂も沸いてますけど、もうご飯食べますか?」

「うーん…。ご飯にする。」

「分かりました。」

準備が出来るまでの間、先生は蒼空と楽しそうに遊んでくれる。

先生が居なかったら、どうなっていたんだろう。って考える時がある。


「準備出来ました。」

「ほら蒼空、ご飯だって。」

まだ遊び足りなかった蒼空は、ふて腐れたみたいに、椅子に座らせられた。


「「いただきます。」」
「まちゅ。」

今日の夕飯は、ハンバーグ。
蒼空には少し小さめに作って、なるべく野菜も食べて貰えるように、種に野菜を多く入れた。


最近、自我が目覚め始めたみたいだから、なるべく一人でさせるようにしてる。

だから、蒼空のテーブルの周りは、凄いことになっている。

でもそれで、蒼空が大人しくご飯を食べてくれてれば、別にどうったって事ない。


「「ごちそうさまでした。」」

片付けは先生に任せて、蒼空とお風呂に入る。

いつの間にか、それが当たり前になっていた。