先生とわたし
***
数週間後。
外はクリスマス一色の24日。
私は、これといって予定があるわけではない。
先生もどっかに出掛けて行ったみたいだし。
まぁ、別に縛ってる訳じゃないし、彼女が居たとしてもおかしくないし。
「蒼空。お買い物行こっか。」
「うん。」
家に居ても特にする事はないから、早いけど夕飯の買い物でもしちゃお。
雪さえなければ、ベビーカーでも良かったんだけど、何せ雪国だから歩きで行くしかない。
普段の倍の時間で、行きつけのスーパーに着いた。
夕飯、何しよっかな…。
クリスマスイブだから豪華にするか、それともいつも通り簡単な物にするか…。
でも豪華にしたところで、蒼空と二人とかだったら悲し過ぎるから、普段と同じでいいや。
♪♪~♪…
先生から電話だ。