先生とわたし



***


数週間後。

外はクリスマス一色の24日。
私は、これといって予定があるわけではない。

先生もどっかに出掛けて行ったみたいだし。

まぁ、別に縛ってる訳じゃないし、彼女が居たとしてもおかしくないし。


「蒼空。お買い物行こっか。」

「うん。」

家に居ても特にする事はないから、早いけど夕飯の買い物でもしちゃお。


雪さえなければ、ベビーカーでも良かったんだけど、何せ雪国だから歩きで行くしかない。

普段の倍の時間で、行きつけのスーパーに着いた。

夕飯、何しよっかな…。
クリスマスイブだから豪華にするか、それともいつも通り簡単な物にするか…。

でも豪華にしたところで、蒼空と二人とかだったら悲し過ぎるから、普段と同じでいいや。


♪♪~♪…

先生から電話だ。


< 354 / 512 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop