先生とわたし



……夜。

夕飯は、ホワイトシチューにした。


「蒼空。はい、プレゼント。」


ご飯を食べ終わるとすぐに、先生が蒼空にクリスマスプレゼントをくれた。

「パパ、ありがと。」

「ありがとうございます。」

私から先生には、後からでいいか。

「どういたしまして。ほら、風呂入って来い。」

……

蒼空を寝せて、枕元にプレゼントを置いて、リビングへ行った。

普段と変わらずに、お風呂から上がった先生はテレビを見ていた。

「先生。はい、プレゼント。」

先生の隣に座って、プレゼントを渡した。

「ありがと。俺からも。」

「ありがとうございます。…開けてもいいですか?」

「どーぞ。」

「わぁ~♪」

先生からのプレゼントは、ネックレス。

「校則もギリギリ大丈夫だからな。」

「はい。 」

私は先生に、日頃使うネクタイとか安い物をあげたのに、お返しがこんなに高価な物…。

とても、悪い気がする…。


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