先生とわたし



ブーブー…

--いいけど…。どこに行くつもりなんだ?--

--ショッピングモールみたい。--

ブーブー…

--分かった。連れて行くから、三人で買って来い。--


「えっ…。」


機嫌悪くしちゃったかな?

「どうした?」

「うわぁ…。ごめん、怒らせちゃった?」


舞チャンは私の顔を見るだけなのに、琴音は相変わらず私の携帯を覗き見る。

「大丈夫だと思う。二人もメールしてなくていいの?」

「「あっ。」」


祐チャンはきっと、私と二人で行きたかったんだよね…。


「智クンいいって。」

「私も。」


舞チャンは大木先生に頼んだみたい。


「じゃあ午後から、現地集合ってことで。」

「「うん♪」」

ってことは、午前中に部活がなかったら買い物行けるじゃん。

授業時間になっちゃったけど石黒先生の授業だから、祐チャンに言っておこ。

--琴音達とは午後からだから、午前中に一緒に買い物行かない?--

確かこの時間、祐チャンは空き時間だったはず。




--いいよ。それよりまずは、ちゃんと授業受けような。--


怒っては無かったみたいで良かった。

……


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