先生とわたし





日曜日の午前中。
昨日も祐チャンの家に泊まったから、ご飯を食べてすぐに、ショッピングモールへ行った。

「何が必要なんだ?」

「う~ん…。食器類と日用品かな。」

「あ、茶碗無かったもんな(笑)」

「そうだよ。もう、どんぶりでは食べたくない。」

いざご飯を食べようとしたら、祐チャンの分しか茶碗が無かったから、今まで私はどんぶりを茶碗代わりに使ってた。


「ちゃんと買ってやるから。」

「うん♪あっ、祐チャンのも替えちゃう?」

「だな。ほら、選んで来い。」


お揃いとかにしたら怒るかな?


「いっそのこと、これにするか?」



そう言って祐チャンが指差していたのは、夫婦茶碗だった。

「いいけど…。早すぎない?」


「別にいいだろ。」

結局夫婦茶碗を籠に入れた。


あとは細々とした物を買って、車に積んだ。


「ご飯どうする?」

もうそんな時間か。

「祐チャンに任せるよ。」

「じゃあラーメンでいいか?」

「うん♪」




フードコートへ行くとかなり混んでいた。


何とか席を確保してラーメンを注文した。



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