先生とわたし
*
日曜日の午前中。
昨日も祐チャンの家に泊まったから、ご飯を食べてすぐに、ショッピングモールへ行った。
「何が必要なんだ?」
「う~ん…。食器類と日用品かな。」
「あ、茶碗無かったもんな(笑)」
「そうだよ。もう、どんぶりでは食べたくない。」
いざご飯を食べようとしたら、祐チャンの分しか茶碗が無かったから、今まで私はどんぶりを茶碗代わりに使ってた。
「ちゃんと買ってやるから。」
「うん♪あっ、祐チャンのも替えちゃう?」
「だな。ほら、選んで来い。」
お揃いとかにしたら怒るかな?
「いっそのこと、これにするか?」
そう言って祐チャンが指差していたのは、夫婦茶碗だった。
「いいけど…。早すぎない?」
「別にいいだろ。」
結局夫婦茶碗を籠に入れた。
あとは細々とした物を買って、車に積んだ。
「ご飯どうする?」
もうそんな時間か。
「祐チャンに任せるよ。」
「じゃあラーメンでいいか?」
「うん♪」
…
フードコートへ行くとかなり混んでいた。
何とか席を確保してラーメンを注文した。