先生とわたし
「最初に蒼空クンの決めちゃお。」
「うん。蒼空、選んでいいよ。」
琴音は蒼空クンと売り場へ消えて行った。
「千華チャン、何か選んで貰っていい?」
「えっ!?」
「サンタの。今、選ばせてるのは、私と先生からのだから。」
「いいよ。蒼空クンおもちゃ選んでるみたいだから、服とかは?」
「だね。断って来るね。」
舞チャンも、売り場へ消えて行った。
ちゃんとお母さんしてるんだ…。
やっぱり、凄い…。
「行こっ♪」
「うん。」
おもちゃ売り場の反対側にある、子ども服売り場へ来た。
「普段はどんなの着てるの?」
「…パジャマ。」
「えっ!?」
「あ、じゃなくて、パーカーとか適当な感じで…。」
「…パジャマにする?」
「うん。実際、パジャマでいる方が長いし…。」
これからしばらく着れるように、モコモコのパジャマを買った。
「ママ、これ。」
「いいよ。」
蒼空クンは、大きなキャラクターの箱を持ってきた。