先生とわたし



「満足いく買い物してきたか?」

みんなと別れ、車に乗った。

「うん♪祐チャンたちは?」

「俺たちも出来た。今日も泊まるか?」

「どっちがいい?」

私は、一応泊まる準備してきているけどね。

「泊まって。明日は早めに家に帰っていいから。」

「うん♪」


さすがに、ここから登校して行くのはちょっとね…。

大丈夫だと思うけど一応、お母さんにメールだけ入れておこ。

「舞チャンと話してたこと、気にしなくていいからね。」

珍しく祐チャンが手を洗って手伝おうとしてくれてた。

「うん。でも少しは手伝いたい…。」

やっぱり、さっきのこと気にしてるのかも知れない…。

「分かった。無理しなくていいからね。んじゃとりあえず、野菜の皮剥いてくれる?」

「おぅ。」

祐チャンがどこまで出来るのか分からないけど、教えながらチャーハンを作らせてみよう。
その間に、餃子焼いておこ。

「はい。」

「OK。次はみじん切りしていくんだけど…。祐チャン出来る?」

「…無理かな。」

「じゃあ、少しだけするから見てて。」

「うん。」

「じゃあ、はい。」

恐る恐る包丁を握る祐チャン。
かなり慎重に切ってる。
任せて大丈夫かな。


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