先生とわたし



「…これでいいか?」

初めてとしては、上出来なみじん切り。

「いいよ♪あとは、炒めてくよ。」

餃子が焼き終わってから、チャーハンを炒めた。


「まずは、野菜に火が通るまで炒めて、軽く味付けするの。」

「うん。」

「で、ご飯を入れて味付けして完成!」


「「出来た♪」」

さっき買ってきた食器に盛り付けた。


「「いただきます!」」

祐チャンは、食べずに私を見てる。

「…どう?」

「美味しい♪1つ作れるようになったね。」

「高野のおかげでな。」


ほら、やっぱり。
二人だけの時も、高野って呼ぶ…。


「どうかしたか?」

「い、いや。」

簡単に言える訳がない。



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