先生とわたし



♪♪~♪…


「ほら、早速きた。」


--急で悪いんだけど、今日の夜出かけるから、準備してて。できれば、正装で来てくれるとありがたい。--


「お、お姉ちゃん。」

「うん?」

「服、貸して! !」

正装とか、持って無いよ…。


「あらま。正装ねぇ…。じゃあ部屋に来て。」

「うん。」

お姉ちゃんは、祐チャンのメールを見ると驚いていた。


「…これでいいね。あとは、髪の毛か。任せておいて♪」

お姉ちゃんは、薄いピンクのワンピースを貸してくれた。


「どこに連れて行ってくれるんだろうね。」

「うん。正装ってことは、普通のところじゃないよね…。」


私、テーブルマナーとか知らないよ…。


「だね…。さ。宿題の続きやっちゃいなさい。」

「うん。」


とはいっても、全然頭に入って来ない…。





♪♪~♪…


--もう少しで帰れるけど、今どこいる?--


今日はいつもより、早いんだ。


--自分の家に居るよ♪--

そろそろ帰らないとダメかな…。


--じゃあ17時頃に迎えに行くから、それまでゆっくりしておいで。--

--うん。--


「17時頃に迎え来てくれるみたい。」

「そっか。髪型どうしようか。」

「任せる。」

「分かった。じゃあ、お昼食べたら準備始めるからね。」

「うん♪」


こういう時、お姉ちゃんが居てくれて助かる。




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