先生とわたし



「さっそく、作り始めようか。」

「うん♪」

「蒼空、あまり食べちゃダメだからね!」

「はぁい…。」

琴音と蒼空クンは、買ってきたばかりのスナック菓子を食べ始めていた。


「あれから、手伝ってくれるようになった?」

「うん。少しずつだけど、料理できるようになってきたんだ。」

クリスマス前の買い物の時に、お互い文句を言ってて、それを聞かれて…。
でも、それをきっかけに、手伝ってくれるようになってくれた。

「良かったじゃん!!」

「うん♪舞チャンは?」

舞チャンは確か、文句を言われるんだっけ。

「あまり言って来なくなったよ。てか、食べたいもの聞くようにすることにしたんだ。」

「だと喧嘩とかならなくて済むね。」

「うん。あ、ついでにオムライスの野菜も切って貰っていい?」

「うん♪人参の玉ねぎだけでいいよね?」

「うん。」


手際良く、舞チャンは下ごしらえを進めている。

やっぱり、毎日してるだけあるね。


「舞チャン。蒼空クン、寝ちゃったよ?」

「こんな時間にお昼寝されると困るんだよな…。まっ、ありがとう。部屋に寝せて来るね。」

「私も手伝うよ。」

「じゃあ、サラダ作って。」

「了解。」


………………

…………

……


「「出来た♪」蒼空、起こして来るね。」

その間に、テーブルへ並べちゃお。




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