先生とわたし
ピッピッピー。
…終わった。
「残念。次はお前たちが行ってくれるといいな。」
「頑張ります。ところでお義父さん、少年団の指導とかどうするんですか?」
そうだ。お父さんが行ったら、代わりは誰がするんだろう。
「他に何人か居るし、篤紀くんも手伝ってくれるって言ってる。俺も帰って来た時には行くけど。」
「俺も手伝います。」
「いや。祐輔くんには、千華の受験があるからそっちを頼む。」
「…分かりました。」
「千華、この後からどうするの?」
「うーん…。」
どうしよう…。
祐チャンと一緒居たいけど…。
「まだ三箇日なんだから、ゆっくりしてていいぞ。」
「じゃあそうする。」
祐チャンも何かしら用事とかあるだろうからね。
「なら、そろそろ帰ります。」
「ん。千華の事、頼むな。」
「はい。お邪魔しました。」
祐チャンと一緒に外に出た。
「新年会の日程分かったら連絡するから。」
「うん☆」
「ほら、マジで風邪ひくから、中入れ。」
「うん♪じゃあね(⌒0⌒)/~~」
「おぅ(^-^)/」
祐チャンと抱き合って別れた。
クシュン。
ヤバい、マジで風邪ひいたかもしれない。
あの時、強がらなければ良かったかも…。
祐チャンには言わないでおこう。
知られたら、怒られる。
………