先生とわたし



「新年会がこっちでとか、珍しいよね?」


「うん。何かあるんじゃない?」


「だね。夕飯、カレーにしようと思ってるんだけど、蒼空クンのどうするといい?」


手抜きだけど、年末年始でほとんど同じものだったんだから、いいかなぁって。


「レトルト買うから大丈夫。」


「分かった。じゃあ、真っ直ぐ買い物行っちゃお♪」


「「うん♪」」


鍋とかも考えたんだけど、土鍋無いだろうし、無性にカレーが食べたくなったの。



「サラダも作るの?」


「そのつもり。他に何かある?」


「デザートは?」


「いいよ♪ならデザートは、琴音に任せる。」


「なら私は、サラダ作るね。」


「うん☆」




「舞チャン、蒼空クンとお菓子買っていい?」


スーパーに着くとすぐに、琴音が言ってきた。


「しょうがないなぁ…。少しだねだからね。」


「うん♪蒼空クン行こっ。」



「お菓子好きだね…。」


「ほんと。でも、家ではあまり食べさせてないから、こういう時はいいかなぁ。」


「でも、食べ過ぎはダメだよね?」


栄養も偏るし、ご飯を食べなくなっちゃう。



「まぁね(汗) これで買い物終わり?」

「うん。琴音は、いっか。」


売り場からなかなか戻ってこないし。


「だね。」



「お待たせ~!行こっか。」


会計を終えて待っていると、走って二人が戻ってきた。


今回は、スナック菓子が袋から顔を覗かせている。


また、あっちの話するんだな…。






………







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