先生とわたし
「てか、あれから藤城って学校に来てないよね?」
「舞チャン、何か聞いてる?」
修学旅行から3か月経とうとしてるのに、あれ以来藤城は学校に来ていない。
「うん…。他の人にはあまり話さないでね?」
コクッ
「藤城、心臓悪いんだってさ。修学旅行も無理してたみたいで、今も入院してるって…。たまに陽クンがお見舞いに行ってるけど、あまり良くないらしい…。」
……
言葉が見つからない…。
「…話させてごめんね。」
「ううん。いずれは皆に話さないといけない。って陽クン言ってたから…。」
それって、もう…。
「暗い話は終わり。他の話しよう。」
「他の話って?」
なんとなく察しは付くけど、蒼空クン居るのに…。
琴音がデザートのアイスを持ってきた。
「決まってるでしょ!千華からどうぞ。」
て言われても…。
あったとしたら、キスぐらいだし…。
琴音の事だから、それだけ!?とか言いそう…。
でも、言わないといけない雰囲気…。
「…キスされた。」
「「おぉ~!」舞チャンは?」
あれ、言われなかった。
……
「…キスだけのつもりが、ねぇ~(汗)琴音チャンは?」
「キスもエッチもしたから、それ以上のことはなかった。」
二人とも、エッチしてたんかい!!
「千華、妬いてんの?」
「べ、別にっ。」
私たちは、ゆっくりでいいもん。