先生とわたし
♪♪~♪…
電話だ。
「はい。」
--もう少しで終わるから、そろそろ出てこい。--
「わかった♪」
電話は、祐チャンからだった。
「もう少しで終わるらしいから、駅に行こっ。」
「片づけは?」
「私がするから大丈夫。」
「「ありがと☆」」
ちゃんと消灯と戸締りをして、祐チャンの家を出た。
「蒼空クン眠そう…。」
本当だ。
舞チャンにエルゴで抱っこされた蒼空クンは、目が虚ろ。
「帰ったらすぐお風呂入れなきゃ…。」
「ごめんね。舞チャンの家だったら、すぐに寝かせれたのに…。」
「ううん。新年会がこっちでだったんだから仕方ないよ。」
「そうそう。決めたのは幹事なんだし。」
「まぁね…。」
とは言うものの、舞チャンに迷惑かけてるのかも…。って思ったりする。
……
「ごめん。待った?」
駅に行くともう、祐チャンたちが待っていた。
「いや、俺たちも今来た所だし。ほら、電車乗り遅れると大変だぞ。」
「「あ!!」急がなきゃ。智クン行くよ。祐チャンありがと☆」
「おぅ。」
舞チャンは、蒼空クンで手こずっているみたい。
「なら、俺たちも。お疲れ様でした。」
「お疲れ様です。」
「先生、ありがとね☆」
「おぅ。さ、帰るか。」
「うん♪ ちゃんと飲んできた?」
「付き合ってくれるか?」
やっぱり飲み足りなかったんだ…。
「いいよ。つまみ、カレーだったら怒る?」
結局、残っちゃったんだ(汗)
「食えれば何でもいいよ。」
良かった。
近くのコンビニで、酎ハイとビールを買って、祐チャンの家に帰った。
……