先生とわたし
「ごめんな。最近よく来るんだわ…。」
「旦那サンと仲悪いの?」
祐チャンにカレーを盛って、向き合って座った。
「いただきます。んー、別に仲悪い訳じゃなくて、姉貴の性欲が強いだけ。それに義兄サンがついていけなくなると、こうなる。」
見たからに、美咲サン性欲強そうだったからなぁ…。
「今まではどうしてたの?」
今回は私が居たから何もしなかったけど、やっぱり気になる。
「今までは…俺のエロ本とサイト見ながら、一人でさせてた。もしかしたらまた来るかもしれないけど、放っておくと一人で何かしら始めるから無視してていいから。」
「う、うん…。」
一人で何かしら始めるって、その時私はどこに居ればいいの!?
「新年会どうだった?」
「どうだったかぁ…。俺ら3人で固まって飲んでたから…。てかその方が、気楽に会話できた。千華たちは?」
3人で飲んでるって、他で飲んだ方が良かったんじゃないのかな。
「準備の最中に蒼空クンが寝ちゃって、祐チャンのベッド借りちゃった。でその時、琴音が本探してた(汗)」
「片付けて置いて正解だった…。柏倉の事だから隅々まで探してたんだろ?」
先の事読んでたんだ…。
「うん…。結構ガッカリしてた。」
「やっぱり(笑)見つけたら何するつもりだったんだか。」
「さぁ?そういえば、校長先生いつ来るか分かったの?」
「今週の日曜の夕方頃だろうって。大木先生と智輝のところ回ってから来るらしい。」
今週の日曜って、冬休みの最終日じゃん!!
次の日からのために、ちゃんと対応しなきゃ。
「分かった。あ、片付けしとくから、祐チャンお風呂入っちゃっていいよ。」
「おぅ。」
祐チャンはほとんどお酒を飲まなかった。
上がってから飲むんだろうから、冷やしておこっ。
あ、祐チャンパジャマ持って行ってない…。