先生とわたし
……
「ただいま~♪」
「お帰り。」
リビングに入ると、かなり綺麗になってた。
「頑張ったんだね。」
「そりゃあ、校長先生来るし。汚い所なんか見せられないからな。」
「そうだね。」
祐チャンはクローゼットに顔を入れたまま、話してくれた。
「いつ来るか分からないから、早速作り始めるね♪」
「おぅ。」
せめて、家が近くなった所で、電話くれればありがたいんだけど…。
「味付け、どうするといい?」
「千華の家の味でいいよ。」
「分かった♪」
祐チャン、お母さんの味気に入ってくれたのかな?
「俺も手伝う。」
「んじゃあ、味噌汁作ってくれる?」
「うん。」
「味は任せるから♪」
「分かった。」
………
ピンボーン…
「「来た!!」俺出るから、準備してて。」
「う、うん。」
遂に、校長先生が来た。
ヤバい。
かなり緊張する。