先生とわたし
「あのさ…。」
「うん?」
二人きりになると、気まずい…。
さっきは逃げれたけど、今はちゃんと話さないといけないんだ…。
「俺、何かしたか?」
「…ううん。私が我が儘なだけ。ホントごめんなさい。」
………
……
「だったら、避けないで欲しい。」
「うん。」
祐チャンに迷惑かけてるんだ…。
………
……
市立病院に着いた。
「騒ぐなよ。」
「「うん♪」」
ナースステーションで蒼空クンの病室を聞いて、向かった。
トントン...
「どうぞ。」
「「失礼しまーす...。」」
「琴音チャンと千華チャンだ!!」
蒼空クンは、ベッドの上で遊んでいた。
「わざわざありがとう。」
「ううん。それよりこれ。3人で食べて。」
「ありがと♪ほら蒼空もお礼言いなさい。」
「ありがと♪」
祐チャンたちは、いつの間にか部屋を出てた。
「具合どうなの?」
「念のため酸素は付けてるけど、最初よりはだいぶ良くなったかな。またいつ発作起きるか分からないから、ネブライザーは手放せないけどね。」
「そっか。もっと悪いのかと思ってた。」
入院するくらい、悪いんだけどね。
「まぁ、生まれつきみたいな感じだから、お互いもう慣れちゃったんだよね。」
「大変だったんだね...。」
遺伝とかも関係するらしいしね。
結婚するなら、その辺を気にしない人とがいいな。