先生とわたし




……





「浮かない顔しないの。ごちそうさまでした。」



「うん…。ごちそうさまでした。」



そう言われても…。





「いくらでしたか?」



「いーよいーよ。私から誘ったんだから、奢るよ☆」




「ありがとうございます。ごちそうさまです♪」



お言葉に甘えちゃった。




「戻ろっか。」



「はい。」




さすがに並んで歩けないから、美咲サンのちょっと後ろを付いて歩く。



何ていうか、この方が歩きやすい。




……






「雅也、お茶ちょうだい。」




社長室に戻ると、美咲サンの席で雅也サンが仕事をしていた。






「じゃあそこの資料、目通しておいて。」




雅也サンも大変だなぁ…。




「俺まだやる事残ってるから、この部屋に居てもいいか?」





「大事な話するから、口挟まなければいいよ。ね、千華チャン。」




「あ、はい。」




私は別にどっちでもいいんだけど…。








< 452 / 512 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop