先生とわたし
……
「浮かない顔しないの。ごちそうさまでした。」
「うん…。ごちそうさまでした。」
そう言われても…。
「いくらでしたか?」
「いーよいーよ。私から誘ったんだから、奢るよ☆」
「ありがとうございます。ごちそうさまです♪」
お言葉に甘えちゃった。
「戻ろっか。」
「はい。」
さすがに並んで歩けないから、美咲サンのちょっと後ろを付いて歩く。
何ていうか、この方が歩きやすい。
……
「雅也、お茶ちょうだい。」
社長室に戻ると、美咲サンの席で雅也サンが仕事をしていた。
「じゃあそこの資料、目通しておいて。」
雅也サンも大変だなぁ…。
「俺まだやる事残ってるから、この部屋に居てもいいか?」
「大事な話するから、口挟まなければいいよ。ね、千華チャン。」
「あ、はい。」
私は別にどっちでもいいんだけど…。