先生とわたし
部屋に戻ると、既に祐チャンが戻って来ていた。
「学校どうだった?」
「広すぎて迷子になると思う(笑)」
「かもな(笑)雰囲気とかは?」
「授業の様子のDVD見たんだけど、楽しそうだった。」
トントン…。
誰だろ。
「どうぞ。」
「邪魔だった?」
入ってきたのは、琴音と智クンだった。
「別に。」
「なら良かった。そろそろご飯行かないか?」
「もうそんな時間か。千華行こ。」
「うん♪」
ご飯って、部屋で食べるんじゃないんだ…。
「「おぉ~!!」」
別室には、豪華な会席料理が準備されてあった。
「「いただきます。」」
地元の食材を使って作った、洋食だった。
「二人とも、お酒飲まないの?」
珍しく、ソフトドリンクを飲んでいる。
「酔って台無しになると悪いから。」
「そーいうことね。」
祐チャンに話をしなきゃいけないから、お酒飲まないでくれて良かった。
酔ってたら、話にならないだろうし。
………
……
…
「「ごちそうさまでした。」」