先生とわたし



「さ。どこ行きたい?」

「んー。服見たい!」

「了解。んじゃ出発〜(笑)」


大きい荷物はコインロッカーに預けて置いた。



センター街にある、ショップへと行った。



「これとこれと…。あ、あとこれも!!」


手頃な夏服を次々とカゴに入れていった。


「おいおい…。」


その量に祐チャンからは、呆れられてる。

でも、口元は緩んでるからまだ大丈夫。


「祐チャンも欲しい服あったら、買っちゃおうよ☆」


「そうだな。」



私の買い物だけに付き合わせては、悪い。


そう言って、店内で別れた。




……


「ごめんごめん。」


先に会計を済ませて、祐チャンが入口で待ってた。


「買ったなぁ~。」


「祐チャンこそ。」


大きい袋を持ってる。


「いやぁ、まさかこんなに買うとは(汗) 他に行きたい所はあるか?」


「こんだけ買ったから大丈夫。祐チャンは?」


「俺もないから、ご飯食べて帰るか。」


「うん♪」






………



……







近くのお店でランチを済ませ、来た時と同じように、電車と車で家に帰って来た。



「じゃあ、明日から部活で(笑)」


「うん♪ありがと♥」



いつものT字路で降ろして貰った。



行きたい学校を見て来れたし、なんと言っても祐チャンと仲直りできた。

2日っていうほんとプチ旅行だったけど、行ってよかった。


これから大変な事が多くなると思うけど、祐チャンがそばに居てくれるから、乗り越えてみせる。





………


……






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