先生とわたし
今日はあと1試合。
「千華、ご飯食べちゃう?」
次の試合は、午後からだから
「うん♪あ、そうだ。ミーティング前までに給水の補給お願いしてもいいかな?」
「「はい。」」
体験で来てた2人が、正式にマネージャーとして入部してくれた。
「祐チャンと智クンも食べるかな?」
「時間ないし、食べるでしょ。ちゃんと持って来た?」
「もちろん。」
クーラーボックスから、お弁当を取り出した。
気温とかで食中毒が怖いから、みんなのお弁当はこの中に入れて置いてる。
「はい。祐チャン。」
「Thank you。いただきます。」
……
「次の試合、あの二人に記録だけ任せてみないか?」
祐チャンがいきなり言ってきた。
「そうだな。そろそろ書き始めないと困るもんな…。」
スムーズに代替わりできるようにしないといけないからね。
「でも念のため、千華も別の紙に書いといて。ごちそうさま。」
「わかった。」
祐チャンは早めに食べ終え、監督会議に行った。
「俺たちも準備するか。」
「「うん。」」
ミーティング後に、軽くアップするだろうから備品の準備と、試合の準備を並行して行なった。