先生とわたし



翌日。祐チャンの家に行き、一緒に会場へ行った。



「昨日と同じ所に、場所取っておいて。俺コート作りと監督会議に行って来るから、何かあったら智輝に言ってな。」


「わかった。」



みんなも手伝ってくれたおかげで、素早く準備ができた。


「んじゃ、アップ行くぞ。」


「「はい!!」」


「その間に、試合の準備してよっか。」


「だね。」


給水や簡易ベンチ、ドクターバッグの点検などをした。




「決勝の相手は、H高。去年はここで負けたから、今年は是非とも勝って欲しい。」


みんなの顔が、引き締まったように見えた。


「メンバーは、昨日と同じ。道具持って行くぞ。」


「「はい!!」」



この試合に勝てば、県代表として全国大会に行ける。


「千華、この試合は記録頼む。」


「はい。」



ピー。

始まった。



開始早々、相手のペースに飲み込まれてしまった。


次々とシュートを打たれる。




「「あっ!!」」



ピー。


先制点を許してしまった。




………



……



その後も2点追加され、後半へ。


まず、1点入ってくれれば…。




………



ピッピッピー。


終わった。


結果は、3-0で準優勝となった。




< 484 / 512 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop