先生とわたし
「陽菜(ひな)チャンと夏美チャン、部活楽しい?」
「「はい。」」
マネージャーとして新しく入ってくれた、陽菜チャンと夏美チャン。
「早めに、どっちの仕事を引き継ぐか決めてね。」
「「はい。」」
どっちの仕事って決めずに、どっちも出来ないといけないんだけどね。
「そーいや、千華。ネックレスしてるってことは、仲直りしたんだね。」
今さら…。
「うん。心配かけてごめんね。」
「ううん。で、どうだった?」
琴音がニヤニヤしてる。
「うん…。…あ、ついにするんだなぁ。って。」
「で?」
「…嬉しかった///」
「うんうん。おめでとう!!」
チラッと祐チャンの方を見たら、向こうも同じ話をしてたらしく、祐チャンは赤面していた。
それを見て、智クンは大笑い。
「てか、琴音の声、こっちの部屋まで聞こえてたんだけど…。」
「へ?…あ~、あれは…。ああでもしないと、二人はしなかったでしょ。」
「否定はできないけど…。」
する覚悟的なのはあったから、どっちかが言えばしてたんだろうけど、お互いに言えずに居た所に、琴音の声が聞えてきたから、良かったというかなんというか…。