先生とわたし
「向こう行こっ!」
「うん♪」
智クンが手招きしていた。
「結構飲んでる?」
「あぁ。でも、祐輔そんなに飲んでないのに、顔赤くなってんの(笑)」
「うっせーな。智輝が茶化すからだし。」
とか言っても、結構飲んでたのは確かだから、飲み過ぎないか心配。
それに、3杯目のハイボールに手をつけたし。
「悪い悪い。でも気になるじゃん?」
酔いに任せて、聞き出そうとしなくても…。
「あ゛~。ったく、何を聞きたいんだよ。」
えっ、祐チャン…。
「まずは、「おめでと~!!」で、どうだった?」
琴音と同じ聞き方…。
「どうだったって…。なぁ~。」
「う、うん…。」
「じらさないで、ほら。」
「…嬉しかった。待ってた甲斐があった。」
やっぱり、待たせてたんだ…。
「千華チャンは?」
「私も、嬉しかった///」
「へぇ~。祐輔、千華チャン戻って来て良かったな。」
「あぁ。あの女が何と言おうと、俺はやっぱり千華じゃないとダメなんだって実感した。」
「祐チャン…。」
ヤバイ、涙出てきた。
「泣くなよ~。」
「だって…。」
私じゃないとダメとか言われると、嬉しいじゃん。