先生とわたし
「…妬いてんの?」
「妬いてないもん。」
強がる事しかできない。
「…ごめんな。俺も嫌だったんだけど、あの状態で断ったら疑われるかも。って思って仕方なく…。」
「うん。てか、祐チャン酔ってないの?」
てっきり、駅出たら甘えて来ると思ってた。
「酔ってるけど、酔い醒めて来ちゃった。」
とか言いつつ、抱きついてきた。
「そっか。でも、明日普通に仕事だから、もう終わりね。」
「はーい。んじゃ、今日も泊まってって。」
「うん。」
学校の荷物とかは、明日の朝でいいや。
「そうだ。今度、矢島先生と話するから。」
「…分かった。」
どんな話し合いになるのか不安だけど、祐チャンもいるし、何かあったら美咲サンたちも助けてくれる。
ちゃんと決着つけないと。
………
……
…