先生とわたし
***
「おはよー。」
「「おはよー!!」」
祐チャンと智クンが交代でマイクロバスを運転して行くから、一回学校に寄って荷物を積んで、4人でバスに乗って集合場所へ向かった。
祐チャンと智クンがバス運転出来るとか、この時初めて知った。
集合場所へ行くと、既に数人が来ていた。
「「おはようございます!!」」
「おはよう。先に荷物積んで待っててな。」
「「はい。」」
暫くすると次々と集まって来た。
みんなの準備が整うまでの間、祐チャンと智クンは端っこの方で、運転の順番を決めるじゃんけんをしていた。
「全員集まったか?」
「うん。」
「んじゃ行くぞ。」
祐チャンが最初運転して行くらしい。
「千華チャン、俺少し寝たいから助手席に座っていいよ~」
「はーい。」
て言って、智クンは琴音の隣に座って眠り始めた。
「眠いと思うけど、少しの間だけ付き合って。」
「うん♪」
「でさ、俺のサングラスとか持って来てたりする?車から取るの忘れてた(汗」
「あるよ☆」
そんな事だと思って、降りる時バッグに入れて来てたんだよね。
「ありがとう!!助かったわ。」
祐チャンはサングラスをかけるとバスを発進させた。