先生とわたし
古河は、第3走者らしい。
運動部の顧問だったら、走るの速いんだろうな。
「ほら千華、古河来るよ!!」
「うん!!」
古河の正面が見えた。
か、かっこいい…。
ほんの数秒で、目の前を走って行った。
「ねー、古河先生、かっこよくなかった!?」
「うん!!もう、ヤバい!!」
あちらこちらで、古河の事ばっかり話してる。
「はいはい、妬かないの。」
「妬いてないし!!」
もー。
琴音ってば、考えが先に行き過ぎ。