先生とわたし
琴音side
古河…。
人が電話までして教えてあげたのに…。
あ゛~。
もう、千華が困りすぎてる…。
ってか、そういうことしたいなら、二人っきりの時でもすればいいのに。
バレた時のこととか、古河は考えているのかな?
家に着いて、古河に電話をかけた。
それも、ワン切りで(笑)
♪♪~♪…
来た来た。
「はい。」
ー今回はなんだ?ー
私が電話した理由、気づいてないのか?
「この前私言ったよね。態度が危ないって。」
ーあぁ。だからここ数日は普通にしてきたつもりだけど?ー
「なら、何で昨日に限って、普通に出来なかった訳?」
ー誰だって、好きなヤツからあんな文を見せられたら、ちょっとした隙にでも自分のものにしたいんだよ。ー
…好きなヤツって、言ったね。
「もしそれだけで、他の人にバレた時はどうするつもり?」
ーその時は、俺が責任をとる。ー
…凄い。
ここまで言えるなんて…。
千華にも、聞かせてあげたいよ。