先生とわたし
「そ、そんな簡単に責任取るとか言ってるけど、本当にできると思ってる訳?」
古河の“責任取る”って言葉に、つい動揺してしまった。
ー好きなヤツの将来とかを考えたら、それくらい大したことじゃないだろう。ー
うっ。
そんな事まで、考えて居たんだ…。
「…だったらさ。いっそのこと千華に言っちゃったら?」
千華、ゴメンよ(>_<)
ー簡単に言うなよ。まだ今のままで十分だと思ってるんだから。ー
古河…。
ー今から会議だから、切るな。心配してくれてありがとう。ー
「うん。じゃあね。」
ブツッ…
古河は、まずは千華の将来を考えてくれて居たんだ…。
それなのに、私ったら…。
二人は、何だかんだ言いながらも仲良くしているんだから、この関係を崩したくないし。
千華も、いずれ古河の事にはっきりと答えを出すはず。