先生とわたし
「千華、凄い!!」
「担任なんて、そんなんでも無いよ(笑)」
斜め後ろに座っている琴音が、ヒソヒソと言ってきた。
「まあね…。ってか、板書写したの?」
「えっ、何改まって聞いてるの?琴音、写させて」
「もぉ~。テストの時知らないからね。」
「ありがと♪」
ってことで、続きをしよう。
………
……
…
「高野。来なさい。」
「千華。私も行こうか?」
「琴音〜。お願いします(汗)」
授業中は、強気だったけど職員室=古河がいる
っていう考えで、あまり担任に用事があっても、自ら職員室には行かない。
「担任も、何を言ってくるんだか…。」
「うん…。」
古河が職員室に居ませんように…
そんな願いは、悲しい事にすぐに崩された。
目の前には担任。
その横で仕事をしている、古河。
聞かれるな。
もう、何言われても気にしない。