先生とわたし
トントン
「何?」
「…一緒に入ってもいい?」
「いいよ〜」
「ありがと」
ちょっとの間だけ、解放される。
「…お邪魔します。」
「1人で入るには、もったいないくらいの広さだよね。」
「うん。てっきり、大浴場とかに行かないといけないかと思ってたから。」
浴槽には、余裕で二人入れる広さだった。
「…居ずらかったんでしょ?」
「うん…。話す話題とか無いからって、テレビの音声しか部屋に流れてなかった。」
「あっちはあっちで仲良いんだから、今のままでいいでしょ。あと2日この部屋に居れば、4日目は私と千華だけになるんだから。」
「そうだね…。」