全てを捨てて
「ふ〜ん・・・。で?何でこんな時間に公園なんて来てるんすか?」
「いや、特に用はないんだけど・・・。てゆうか是永君だっけ?何でここにいんの?」
「眞広でいいよ。俺は暇だったからちょっくら寄ろうかな〜。みたいな」
今日初めて会った人を
呼びすてするほどの勇気
私にはないんですけど・・・
「来てる理由私とほぼ一緒じゃんか」
「ほんとだな!ははっ」
眞広君は笑いながら
私の隣の空いてるブランコに座った。