星が流れる空


帰りのHRが終わった。



みんながやがやしながら教室から出て行く。


私の担任は話がいつも長くてHRが終わるのがほんとに遅い。


今日もいつも通り遅かった。


隆司のクラスもとっくに終わってる。
できれば隆司に見つからないように帰りたい。


私はそおっと教室から
でて隆司のために作ったチョコを捨てに行こうとした。


でも…


「伊藤!」



「高木くん…」


私はまた高木くんに呼び出された。

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