星が流れる空
クリスマスイブ。
普通のカレカノだったらきっと夜景みにいくとか
デートとか行くんだろうけど、
私たちは受験生。
学校の図書室で
2人きりで勉強。
「隆司はほんと頭ぃぃよね。」
私がわからない問題もすらすら解けて私に教えてくれるんだ。
「ははっ、よくないから。お前、まじ頑張れよな。」
そう言って私の頭をなでてくれる隆司。
「うぅ〜。」
頑張らなきゃ。
隆司と同じ高校いきたい。
「大丈夫だって。亜美なら受かるよ。応援してる。」
その言葉に裏があったなんてね。
その笑顔に嘘があったなんてね。
隆司は私の顔をのぞいて
静かに
キスしてくれたんだ。