星が流れる空


次の日。




3年の教室はどのクラスもざわついてた。







チャイムがなって



担任が教室に入ってくる。




隆司は今日も学校に来てない。





担任の話が始まった。




「受験、お疲れ様でした。みんなよく頑張ってたので、うちのクラスからは受験に失敗してしまった人は1人もいませんまでした。」



みんなが拍手したり
友達と声を合わせたりする。




でも…1人もいなかったってどおゆうこと?




隆司は………。




ざわつく教室で担任が話を進める。




「でも……残念なお知らせがあります。」





教室中が静まった。




なんだろう…。








緊迫した空気の中












先生が発した言葉は












「栗原隆司くんは受験1日前の2月15日に……亡くなりました。」









信じられない言葉だった。


< 46 / 58 >

この作品をシェア

pagetop