星が流れる空
次の日。
3年の教室はどのクラスもざわついてた。
チャイムがなって
担任が教室に入ってくる。
隆司は今日も学校に来てない。
担任の話が始まった。
「受験、お疲れ様でした。みんなよく頑張ってたので、うちのクラスからは受験に失敗してしまった人は1人もいませんまでした。」
みんなが拍手したり
友達と声を合わせたりする。
でも…1人もいなかったってどおゆうこと?
隆司は………。
ざわつく教室で担任が話を進める。
「でも……残念なお知らせがあります。」
教室中が静まった。
なんだろう…。
緊迫した空気の中
先生が発した言葉は
「栗原隆司くんは受験1日前の2月15日に……亡くなりました。」
信じられない言葉だった。