星が流れる空
07
隆司が亡くなったと
知らされた日から私は
まるで生きる気力をなくしたように
何もかもやる気がおきなくなった。
隆司はいないのに
私は何で生きてるの?
隆司がいないと
食べる意味も服を着る意味も寝る意味も起きる意味もないんだって
頭のなかはいつも
そればかりぐるぐるしてた。
隆司の声が聞きたい。
いま聞きたいのに…。
頑張ったな。って
頭なでてもらいたい。
いますぐ手を握って
傍で笑っていてほしい。
それなのに
どこを探しても隆司はいない。
いない いない いない。
私は涙もでなくて
周りもみえなくて
時間がとまったみたいに
過ごすことしかできなかったんだ。