星が流れる空


私は中2になった。



クラス発表の紙をみて
隆司と私の名前が
同じ欄になかったことに
どれくらい残念に思ったか今でもハッキリ思いだせる。




でも隣のクラスだったことに少しだけ嬉しく思った。




廊下や帰り道
朝の登校ですれ違うだけで嬉しかった。




休み時間になると
聞こえてくる隆司の笑い声を聞くだけで


1年のとき同じクラスで
少しだけ話したこととかを思い出して幸せな気持ちになれた。



中2の1年なんてあっという間に過ぎた。


季節は冬だった。


私はみているだけで幸せな恋を1年8ヵ月続けてた。



でもみているだけで満足だなんて思える恋も限界がきた。

< 5 / 58 >

この作品をシェア

pagetop