星が流れる空
私は中2になった。
クラス発表の紙をみて
隆司と私の名前が
同じ欄になかったことに
どれくらい残念に思ったか今でもハッキリ思いだせる。
でも隣のクラスだったことに少しだけ嬉しく思った。
廊下や帰り道
朝の登校ですれ違うだけで嬉しかった。
休み時間になると
聞こえてくる隆司の笑い声を聞くだけで
1年のとき同じクラスで
少しだけ話したこととかを思い出して幸せな気持ちになれた。
中2の1年なんてあっという間に過ぎた。
季節は冬だった。
私はみているだけで幸せな恋を1年8ヵ月続けてた。
でもみているだけで満足だなんて思える恋も限界がきた。