パニックLoVe!





「雨雲 茅架(アマグモ カヤカ)です…///」



ただの自己紹介なのに照れてしまった。



「クスッ…可愛い名前だね。俺は海咲 悠月(カイザキ ユヅキ)、よろしくな。」



そう言うと彼はフワっと笑って私の頭を撫でた。



「ねぇ、悠月くんって歌が好きなの?」

「うん、大好き。俺さ、歌ってる時が一番幸せなんだ。なんて言うかさ、歌ってさ心が癒されるって言うか。」

「それ、すごいわかるよ!私も歌好きだもの。それに悠月くんって中性的な声で凄く綺麗な声してるし、歌も上手いし、凄いなって思う!」

「ねえ、茅架ちゃん。良かったら俺と友達になってよ。」

「えっ!?私で良いの?」

「うん、茅架ちゃんが良い。ダメ?」

「うっ、ううん!ダメじゃないよ!むしろ、全然オッケーだから!」



すると、悠月くんは笑い出した。
その笑顔が、輝いて見えて私はその瞬間、胸がキュッと締め付けられた。










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