俺の恋愛は…






それから何秒経ったのかわからない


時間が長く感じたのは
確かなことだ




そして


俺はようやく我に返る



「………ごめん」


そう言って朱音から離れる




「………大丈夫
じゃあね」




俺の目を見て言ったのは間違いない


ドアが閉まると俺は初めての経験に過呼吸が起きる






なんで…抵抗しなかったんだよ………



彼氏居るんだから抵抗して欲しかった……



抵抗したら


俺の恋は終わりなのに





可能性とか感じるんだよ




俺は帰るなり涙を流す


こんなに男泣きしたのは生まれて初めて





何で泣いてるのかわからないけど


俺は今まで愛がないだの自分をさらけ出し過ぎだの言ってたやつに


ざまあみろと言ってやりたい




今の俺は…


本気だ









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