スピリット・オヴ・サマー
「…憲治さんは聖菜に自分の罪、告白した。すごぐ勇気出して、告白した。だども、聖菜には、そのままでは届かねェ。なんとかして、憲治さんの気持ち、聖菜に伝えてあげでがった…。したら、こんたごどになってしまったァ…。」
 憲治はやっとのことで言葉を絞り出した。
「…冗談じゃない!」
 憲治は憧子に歩み寄った。
「どういうことなんだよっ、何で、何で気づかなかったんだっ!聖菜は、聖菜はこれから自分の夢をっ…、叶えようとっ!」
「ごめんなさいっ、ごめんなさぁいっ!」
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