~氷の姫~壱 動き出した運命
「あぁ…さっきのアリスが母さんに似ててさ…思わず昔の事を思い出しちまったんだ…」



そう言うと…カイトはおもむろに立ち上がり、アリスに手を出して…


「悪かったな…ι帰ろうかアリス…」


そう言ったカイトの顔は…アリスが見ても泣きそうな程弱々しい顔でした。


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