~氷の姫~壱 動き出した運命
「い………い…よ……///」


「アリス…?」


アリスの言葉に意味が分からないカイトは顔を傾げて耳を近づけ言葉を逃がさないように聞きました。



「だから…捕まえてて良いから…そんな悲しそうな顔…しないで……」


免疫の無いアリスがこんなことを言うのは余程の勇気があっただろう…カイトはなるべくアリスを怖がらせないように…またゆっくり抱き締めました。


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