~氷の姫~壱 動き出した運命
「でもな、せめて城には帰ってきておくれ…」


お願いだ…と娘に頭を下げるシアンを見てアリスはここに…カイトの側に居たいとは言えませんでした…



「分かったわ、お父さん…アイスランドに戻るから…頭を上げて。」



「アリス…ありがとう、じゃあ出発は明日だ。今日は、ゆっくり休むんだよ。」


「うん…分かってる…」


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