LOVELOVE兄妹~永遠~①
アヤちゃんとは仲がいいけれど、冷たい日もあった。




「もう。何なの、シンイチくんの馬鹿・・・・・・。
 兄弟でしょ」


「・・・・・・耐えられないの?」




分からないんだ?




「そうなんだ。俺、兄弟でも臭いだけは」


そう、臭いは・・・・・・。もう
俺は苦手。




「あのね・・・・・・、少し、聞いていい?」


「・・・・・・」


アヤちゃんがビックリした。


「・・・・・・俺ね」


そこまで言うと、アヤちゃんが笑った。


「何よ!言いなさいよ!!」


アヤちゃんは俺を見上げる。


俺はアヤちゃんから、目を逸らした。



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