LOVELOVE兄妹~永遠~①
シンイチを連れ出して
近くの川沿いへ向かっていく。


ここの雑草のあるところなら
誰も通らないし見えないよね。






「ここ座ろう?」


「あぁ・・・」


「シンイチ、ごめんね」


「ミライ・・・」




シンイチは
距離を縮めてきた。


でも、
私は少し離れた。




「そうか、逃げるか」


「話だけ」


「言えよな」


「私、フクイくんに告白された。
 あの日、話さなくなった日、

 キスされて抱きつかれた」


「ミライ・・・」

 
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