私は彼女が好き。
私が入学した女子校は電車に乗って40分
そこから
徒歩約15分くらいで着くところにある。
電車を降りて歩くと…
わぁ、ほんとにまわりは女子 女子 女子…。
そりゃ当たり前だけど〜。
私が通う高校の周辺に男子校でもあればぃぃのに…。
そしたらほら、
少女漫画とかでよくある素敵な出会いが!
…って妄想だけど(泣)
これからがちで女オンリーの学校生活が始まるのかと思うと自然と「はぁ〜。」溜め息がでちゃう。
………。
「いやいやいや!溜め息とか私らしくないし!幸せにげるっつーの!まぁ別に?女子校だからって出会いがないとはかぎらないし!私が頑張ればぃぃんだし!そうだよ!もしかしたらナンパされちゃったりするかもしれないし!ね!がんばろ!」
ってつい独り言…
「くすっ」
後ろから聞こえてきた笑い声。
えぇっ…!?
もしかして後ろ歩いてる人に聞かれてた!?
ぎゃ〜、恥ずかしい!
後ろ向けない!
そしたら後ろにいたらしきその人が話しかけてきた。
「すごいでかい独り言だね、ごめん。聞くつもりじゃなかったんだけど聞こえちゃった。」
ちょっと低めの声。
「あっいぇっ私の声が大きかったんで!」
言いながらその人の顔をみる。
その人は私から見てすごく背が高くて
たぶん私より20センチくらい大きい。
それで髪はとにかく短めでなんてゆうか…いわゆる…男の子っぽい女の子。
「ははっ、君1年生?」
「あっはい。今日から。」
「そっかそっか。女子校だけど彼氏できるとぃぃね。」
そう言ってその人は私より前にいた人のところに走っていって挨拶しながら校門をぬけていった。
「2年生なのかな?」
何だか雰囲気ぃぃ感じだったな。そう思った。
最初は
それだけだったんだ。
雰囲気がぃぃ感じの先輩。
このときの私にはまだ
それだけでした。