私は彼女が好き。


私の教室1年1組は
学校の最上階だ。





4階ってつらっ




私はちょっと息切れしながら階段を上った。






−1年1組





プレートが目に入る。







教室の中から女子だけの声がたくさん聞こえてくる。




私はそっと後ろから
教室に入った。






廊下側の1番前の席に
飯田絢が座っていた。






なるほど。名前の順だな!






私は飯田絢の後ろの席にドカッと鞄を置いた。




それに気付いたらしく飯田絢は後ろを振り返って私をみた。






「あ、おはよお〜」




と私に自然な感じで挨拶してくる飯田絢。




あれ?飯田絢は私がこの学校に入学したって知ってたのかな?


そう思いながら話しかける。




「おはよう。飯田さんもこの学校入ったんだね。」




「ぷっ。ちょっと〜、五十嵐さんってば幼稚園のときからずっと一緒なのに私のこと飯田さんて呼ぶのおかしいでしょ!」




って、おいおい。
そう言いながらあなたも私のこと五十嵐さんって言ってるじゃん!



と心の中でつっこんだ。




「今更初対面みたいな会話おかしいけど呼び捨てでいいよ」



ほんと今更。




幼稚園からずっと一緒なのに今更なんて呼べばぃぃかって会話してる。




「わかったよ!飯田!」



「あはっ名字で呼び捨てとか面白いじゃん!五十嵐!」



あれっ何かけっこうノリいいじゃん!





中学のときはどっちかってゆうと大人しい系のグループにいたからもっとおしとやかな子かと思った。





「今日からよろしくね」






飯田が言う。






「こちらこそ〜」








まだ他中の友達はできてないけど





なんだかちょっと
楽しくなりそうな予感!
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