森林浴―或る弟の手記―




休学扱いになっていた大学にも復帰し、私の仕事も手伝う。


この子の為に、立派になってみせる。


修介は強い口調で言いました。


私は思わず涙を溢しました。


修介が強い子でよかった。


心からそう思いました。


そして、私はまた、修介を、宗一郎を出来る限り助けようと心に誓いました。


私に出来るのはそれくらいだったのですから。



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