年齢は関係ないよね。
・・・ふぅ。

「ただいま、っと」

朝から放課後まで何も面白いことが無かったので省略。

帰ってきたら即座にPCを起動させる。
これも日常。

「・・・今日はバイト無い日だっけ・・・?」

もちろん私のことじゃない。
ネット内で知り合った、彼のこと。

大学4年生の彼・・・太田 幸喜は
まず声を好きになった。
次に性格を好きに
優しさを好きになった。

見た目は・・・見たことが無い。

私は、見た目を重視したりはしないから。

「あ、いたぁっ」

無料通話サービス『calls』に彼の名前を見つける。

すぐに通話を繋げる。

「・・・馬鹿かお前、びっくりしたわ」
「えへへ、ごめんねっ ただいまっ」
「おかえり」
「・・えへへへ」

普段えへへ、とか言わないけど
好きな人の前ではデレてしまうのは女の子だから。

・・・女の子、だよ。うん。

夜はこうしてずっと幸喜と通話。
寝落ちてしまうこともしばしば。
そのたびに幸喜に怒られてしまうのだけれど。
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